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湿地の紹介&リンク集

藤前干潟(ふじまえひがた)

  • シギ・チドリのために保全された、大都市の港の一角の貴重な干潟
  • 湿地のタイプ:河口干潟
  • 位置:北緯35度4分、東経136度50分/標高:-4.0?0.8m/面積:323ha
  • 保護の制度:国指定鳥獣保護区特別保護地区
  • 所在地:愛知県名古屋市、飛島村/登録:2002年11月
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湿地の概要

 愛知県と三重県にはさまれ、太平洋に面した伊勢湾には、木曽川や長良川、揖斐川など多くの河川が流れ込み、その河口部に広大な干潟が形成されてきた。しかし、港湾施設や工場、農地などの開発で次々と埋め立てられ、干潟は消失してきた。
わずかに残ったのが伊勢湾の最奥部、名古屋市南西部の庄内川と新川、日光川の河口に広がる藤前干潟である。藤前干拓は、日本列島のほぼ中央部に位置し、南から北、北から南へ季節ごとに移動する渡り鳥にとって重要な中継地となっている。
 この藤前干潟が、名古屋市の急増するごみ処分場として埋め立てられることになった。しかし、干潟を守れと市民が立ち上がり、大きな社会問題となった。日本中が注目した。1999年、名古屋市は計画を撤回した。そして2002年、藤前干潟は条約湿地に登録された。

干潟とゴミ問題:

   埋め立て反対、干潟保全のために名古屋市民は、自らゴミの減量に取り組むことになった。市民の積極的な努力の結果、ゴミは取り組み前に比べて約30パーセントも減った。市民と行政が一体となった努力が、藤前干潟を救ったのである。藤前干潟は渡り鳥にとって重要であるだけでなく、人々に消費型社会を問い直し、循環型社会に向けた行動を起こさせる場となったのである。

フライウエイ:

 藤前干潟には植生は見られない。しかし、ゴカイや貝類などの底性動物は豊富にある。干潮時、藤前干潟はそれらを餌とするシギやチドリなど多くの渡り鳥でいっぱいになる。シベリアで繁殖し、南半球のオセアニア地域で越冬するシギ・チドリ類の渡りの中継地として、そのライフサイクルにとって藤前干拓は重要な位置を占めている。ハマシギやダイゼン、ダイシャクシギなどのシギ・チドリ類をはじめ、年間2万羽以上の水鳥が渡来、利用している。「東アジア・オーストラリア地域シギ・チドリ類重要生息地ネットワーク」に参加している。

【ハマシギ】

全長21cm。くちばしがやや長めで、首が短く、猫背のような姿のシギ。翼の上面に白い帯があり、群れて飛ぶとき、反転すると白が美しいコントラストを描く。

【オオソリハシシギ】

シギにはくちあしの長い仲間が多くいる。干潟でカニの穴などに差し込むためである。まっすぐなクチバシのオグロシギ、下に曲がったダイシャクシギ、そしてオオソリハシシギのくちばしは上に反っている。

関連自治体

名古屋市役所 Tel: 052-961-1111
http://www.city.nagoya.jp
飛鳥村役場 Tel: 0567-52-1231
http://www.vill.tobishima.aichi.jp




当ページは湿地保全等の環境教育を目的に
下記、出典からの情報を掲載しております。
日本のラムサール条約湿地
日本のラムサール条約湿地
━ 豊かな自然・多様な湿地と賢明な利用 ━
発行:環境省
http://www.env.go.jp/nature/ramsar_wetland/pamph02/index.html

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